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海外から家族全員で日本の物件をオンラインで内見し、海外在住中に、日本で住む家(賃貸・一軒家)を決めた体験をご紹介します。
目次
⭐️オンライン内見当日の流れ
約束の時間前にLINEアプリを開きソファーに家族全員集合
スマホでは見にくいと思い、iPadを使いました。
家族全員でソファーに着席。ドキドキ…
今回は内見予約した時間の少し前に、不動産屋さんから電話をかけてきてくださいました。
(うちではWi-Fiを使用していたので、うちからかけた方が良いのでは…?という考えが頭を横切りましたが、あちらからかけますとおっしゃってくださったので、ご好意を受け取ることにしました。。)
繋がったら顔を見てご挨拶
ここで自分は顔を出さない、という選択肢もありますが、
個人的にはお互いに顔を見てのオンライン内見をお勧めします。
お互いに顔を見た方が、直接会ったような繋がりができるし、
不動産屋さん側としても、申し込み相手がどんな人かわかった方が貸しやすいのではないかと思うので。
「オンライン内見」開始
オンライン内見当日は雨。ご挨拶したのは家の中でしたが、不動産屋さんがまた玄関から外へ出て、まず家の外観を見せてくださり、玄関から家に入るところから内見をスタートしてくださいました。
![みほこぼし](https://mihokoboshi.com/wp-content/uploads/2020/05/D7E81D60-D20F-4BB9-A551-01CFA2B7270E-e1590140738633.jpeg)
玄関へ
・下駄箱など収納の内外の様子
・下駄箱内の棚の幅の変え方
・玄関床のタイルの様子
・玄関から家の内側がどう見えるか
・玄関から外側はどう見えるか
など、細かいところまで見せていただきました。
フロア・キッチン・ダイニングなど順番に家全体を見る
廊下や階段では、壁の色合い、床の質などの説明あり。
収納スペースや各部屋では、扉や窓を開け閉めして下さったり、色んな角度から見せてくださったので、中の感じ・奥行きなどの様子が、ただの画像や360°写真だけよりも、よくわかりました。
疑問に思うことがあったら、その都度、聞きました。
もうちょっとよく見たいと思ったら、その場でお願いして、その箇所をもっとよく写してもらったり、説明してもらったりしました。
内見の所要時間は、約45分ほどでしたね。
次の内見(現地)の予約時間がきてしまい、終了
もっとお話を伺いたかったのですが、私たちのすぐ後に現地で内見する方がいらっしゃり、内見は終了。
しかも現地で内見後すぐ決められちゃったらマズイ‼︎
![みほこぼし](https://mihokoboshi.com/wp-content/uploads/2020/05/D7E81D60-D20F-4BB9-A551-01CFA2B7270E-e1590140738633.jpeg)
内見中、家族全員がポジティブな反応をしていたとはいえ、家族会議してから決めたい。
「ここに決めたい気持ちがあるが、とりあえず家族会議して決めたいのですが、返事を待ってもらえませんか⁉︎」と必死の思いで聞いたと記憶しています。
『先に内見した人の返事が優先』で助かった!
でも「先に内見した人の返事を優先、ある程度までなら返事を待ってくれる」とのことだったので、オンライン内見後すぐに家族会議をして決めて、不動産屋さんに連絡。契約手続きを始めることができました。
⭐️事前準備【現地内見と同じだったこと】
・候補物件の情報は、隅々まで読んで家族と共有した。
・Googleマップで周辺環境を確認。
↓確認した内容(うちにとって大事だったこと)
お隣の家との距離
庭の広さ
公園の有無
緑の多さ
道の広さ・狭さ
スーパーやドラッグストアまでの距離
最寄りの学校までの距離・通学路はどんな道か確認(当時娘は小学生だったが、中学校が徒歩圏内かも確認。)
最寄駅までの距離と値段(電車・バス)(たまに運賃がすごく高い路線があるので注意した。わたしには車の免許がないので。)
・搬入したい家具の大きさをだいたい把握しておいた。家に搬入できるかどうか、知るため。
・不動産屋さんに知りたいことを前もってメールしておく。
(当日は時間に限りがあります。前もって質問しておくと、内見前に知らせてもらえることもあるし、遅くても当日回答してもらえるので、お互いに効率がいいと思いました。)
⭐️事前準備【オンライン内見特有】
・LINEアプリをiPadに入れた(スマホより見やすい・家族みんなで見れてよかった)。
・日本にいる不動産屋さんと連絡を取る際、時差に気をつけた。
できるだけ不動産屋さんが仕事終わり(17時18時)になる前にやり取りできるよう心がけました。やり取りが1日ずれて物件が無くなっていた!なんてことにならないために。。
⭐️オンライン内見をやってよかった!と思う点
海外在住中に、家族全員で見て決められた点
これまでのパターンだと、
本帰国前に主人が一度日本出張を組み、その時に一気に物件をいくつも内見して、その報告を聞いて=写真を見せてもらって、決める…
という流れしかなかったのが、
自分も一緒に物件を見て決められたことは、本当に大きな違いで、よかった点です。
今回うちは2度目の海外駐在でしたが、主人は1度目の海外駐在時に『本帰国前に一人で一時帰国して、出張の合間に何件もの内見を予約しハシゴ内見』を経験しています。それをしなくて済んだこと、『住む家を一人で決める』という重荷がなくなったことは、主人にとっても大きな利点だったようです。
家族全員が揃う日時が決めやすかった点
現地内見だと、生活スタイルが異なる家族全員が内見現地に集合するのは難しい。
でもオンライン内見なら、家族全員が家にいる日に、1時間くらいを都合を合わせられればよかったので予定を組むのが楽でした。
家族全員が自分で責任を持って決められたこと
やはり自分で決めた=自分も納得して決めた、という事実を作ることは、結構大事だと思うんです。
それぞれが自分で決めたのなら、後々になって不都合があったとしても、人のせいにしたりしないし、文句も出ないです。
家族や知り合いに頼まなくて済んだこと
結局、住む人が自分で見なきゃわからない。
頼まれた人も自分の価値観で判断するしかないわけで。。
それで実際住んでみたらイマイチだった、、なんて結果になったら、「仕方ない」と割り切ろうとするものの、心のどこかに後悔が残る気がします。
内見は自分でするに限ります!
⭐️オンライン内見にして良くなかった点はない【後悔したのは自分の想像&チェック不足だったこと】
オンライン内見をして契約し住み始めても、「現地で内見しておけば前もって分かったのに!」と後悔したことはなかったです。ただ、自分が「あぁぁそこまで見ようとは思わなかった!チェックしておけばよかった!」と思ったことはあったので、書いてみますね。
チェック不足【お風呂場】
・風呂場の作りが意外と安易だったのが、実際に住み始めてから気になりました。
(詳しく言うと、、排水口の蓋をとると、排水溝が丸見え。まあ掃除しやすい、のかもしれませんが、あまり目にしたくない光景です。。)
・浴室乾燥機がなかった。
うちはなくてもなんとかなりますが、あれば便利だったのになぁと思うことがあります。
周辺環境はGoogleマップで十分だった【万が一、坂道がある場合は注意】
うちの場合、家の周辺状況は、Googleマップだけで十分チェックできました。
実際に家に行き、住むようになってから、マップが作られた時と現状に多少ズレはあるものなんだな、ということがわかりましたが、それで困ることはなかったです。
ただ、よく使うことになる道(通勤通学・買い物など)が坂道の場合は、注意が必要のようですね。
Googleマップでは傾斜の度合いまではわからないと思った方がいいようです。(参考にした記事:マネーポストWEB)
生活する上で重要になりうる坂道がある場合は、不動産屋さんや大家さん、知りたいなどに前もって体験して教えてもらうのが、良さそうですが、傾斜の度合いをどう説明してもらうかが問題ですね。
わたしなら、、、通話しながら坂を登ってもらい、相手の呼吸で判断する、かな。
⭐️内見当日だけでは分からなかったこと
ゴミ捨て場の状況
『ゴミ捨て場が家の前にあり、臭うかもしれません。その点は大丈夫ですか。。?』
不動産屋さんに聞かれましたが、こればかりは住んでみたいと分からないことでした。
最悪、臭うことを覚悟して、私たちはこの物件に決めました。
実際には夏でも家まで臭ってくることはなく、よかったです!
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また、何ゴミは回収日の何時ごろ回収されるか?も、住んでみて初めて分かったこと。
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、、という方は、、、
誰かに頼んで、ゴミ捨て場に記されているゴミ捨ての曜日や時間・ルールなどを確認し、ゴミ捨て場にゴミがある時間帯写真を撮って見せてもらう
、、なんてこともできるかな?と考えてみましたが、
そのためには、
そのゴミ集積所でどのゴミの回収日にだいたい何時ごろ回収されるのか?
を知らないと、できません。。
なので、やはり、ゴミについては、住んでみないとわからないです!
近所にはどんな人が住んでいる??
ご近所さんがどんな人たちで、大きい音を出す家庭なのかなども知りたいところでしたが、
内見当日だけではわからないことでした。
不動産屋さんもさすがに知らなかったと記憶しています。
(内見した物件には以前どんな方が住んでいたか、は教えていただけましたが。)
![みほこぼし](https://mihokoboshi.com/wp-content/uploads/2020/05/D7E81D60-D20F-4BB9-A551-01CFA2B7270E-e1590140738633.jpeg)
各部屋の室温
それぞれの部屋がどのくらいの寒さ・暑さになるかは、1年を通じて住んでみないとわからないです。
うちの場合、エアコンが付いていない部屋がありました。
前に住んでいた方たちはどのようにその部屋を使っていたのか…
1年住んでみて、夏は激暑(サウナ)・冬は激寒(冷凍庫)な部屋だということが判明。
とてもエアコンなしでは過ごせなかったので、(自分たちで)エアコンを購入・設置しました。
それから、うちにはベランダがありません。
洗濯物を干す場所が庭にしかない。
それでもなんとかなると思っていました。
でも実際に住んでみたら、
その場所は冬、日照時間が短くすぐ陰になり、洗濯物が乾かないと判明。
浴室乾燥機もついていなくて愕然としましたが、
冬は日当たりの良くなる2階の室内に干すことで解決しました。
⭐️オンライン内見で後悔しないためにできること【現地内見にも有効】
国内海外含め、賃貸の部屋や家に引越した回数6回のわたしが今までに学んだことの総まとめです!
『家の中がこうなっていないとイヤ』をメモっておく
住む人がそれぞれ、自分の『これは自分にとってすごく大事』を考え、できれば優先順位もつけてメモっておくと、決めるときに判断しやすいです。
メモる余裕がない、メモる気がない人の分は、まとめ役さんがメモっておくか頭に入れておくしかないですが、何もしないで内見に臨み、後で後悔するよりいいでしょう。
知りたいこと・疑問は片っ端からメモる
些細なことでも、後で重要だったと気づくことがあるかもしれません。
遠慮しないで全て書き出しましょう!
できれば前もって不動産屋さんや大家さんなどにメールしておくと、わかることは事前に回答してもらえると思います。そうすると、内見当日に質問する時間が増えていいです。
あとは案内してくれる不動産屋さんや大家さん次第(誠実かどうかは、自分で判断する)
誠実に答えてくださる方に出会えればラッキー。
「この人は信頼できそうか?」という問いに自分で正直に答える。
「もしかするとお忙しいから素っ気ないのかも。。」などと自分に嘘はつかない。
メールや電話のやり取りから、相手の対応の仕方で感じるものがあるでしょう。
この人なら、この会社さんなら信頼できそう!と思えたら、オンライン内見だけで決めるのもありでしょう。私たちは信頼できると感じた不動産屋さんだったので、安心して決めることができました。
でももし少しでも「信頼していいだろうか。。?」と疑問に思うようなら、
その不動産屋さんとオンライン内見するだけで決めるのは、やめた方がいいかもしれません。
同じ物件で他の不動産屋さんとオンライン内見できないか、チェックしてみることをオススメします。
後悔しないためチェックするポイント
(うちの場合)
自分がもっている家具の搬入ができるか、どうか?
うちの場合は庭に出る大きな窓があった。必要なら両開きにすることができることを確認したので安心だった。
階段の幅
冷蔵庫を置く場所
洗濯機置き場
洗濯機の大きさと置く場所のバランスは良いか?
水場の排水口の様子
私たちは風呂場の排水口まではチェックしなかったが、実際に見て掃除しづらい構造になっていてちょっと気になりました。でも他が良いので、ここは我慢できてます。
浴室乾燥機
前もって確認しなかった。あるとよかったが、なくてもなんとかなるので良しとした。
ないと困る人は、確認を。
カーテンレール
カーテンレールが付いているかどうか。
付いていた場合、それは引越し前のカーテンでも使える形か?
うちは海外で使っていたカーテンは使えないと分かったので、海外で使っていたカーテンは持ち帰りませんでした。
エアコン
ない部屋があった。
エアコンをつけたい場合、どうしたらいいか、確認しておくといい。
うちで借りた家は、備品は個人のもの?ということになり、エアコンは個人で購入設置しました。
コンセントの場所
これは前もって聞かなかった。うちにとってはそれほど重要でなかったので。
駐車場の大きさ
情報としてメールしてもらえればOKだった。引越し前の駐車場と比べることができる。
庭の広さ
自衛隊の基地
近くにあると、たまに飛行機がよく飛びビビることがあります。私はどうしても気になる時は耳栓すればいいけれど。音に敏感で耳栓嫌いな方は、気をつけるといいと思います。
工場など
大きなトラックが出入りするような場所が近くにあるかどうか
トラックが通る音は割と大きい。
踏切
近くに踏切があると、窓を開け放っている時、風向きによっては、うるさいと感じることがある。
振動
近くの道路の交通量
近くに車通りの多い通りがあると、うるさいと感じる可能性が大きい。
バスや大きなトラッそしがよく通る道が近くだと、その度に家が揺れる可能性が大きい。
以前はどんな方が住んでいたのか?
できれば事故物件には住みたくない。。
チェックリスト 添付
オンラインでも現地内見でも、内見当日だけでは確認できないことは、ある:
前もって不動産屋さんや大家さんにメールか電話で知りたいこととして連絡すると、確認してくれるかもしれません。
日当たり
その日によって違う。。うちはオンライン内見当日は現地が雨だったので、日当たりはわからなかったが、Googleマップの上空写真で隣の家との距離を大体見て、全く当たらないことはないと思っていたので問題なし。
隣の家との距離があまりない家だと、日当たりは良くないだろう。
水源
音
隣の人が窓を開けて朝から大きな声で歌ってたりした時期がある。
自衛隊の飛行機が上を飛ぶ時は結構大きな音がしてビビる。
匂い
落ち葉の量
目の前が公園などの場合、落ち葉など大量に出て掃除しないといけなくなるかもしれない。
うちの前は公園で、松の木から松の葉や松ぼっくりがたくさん落ちてくる。風で飛んできて駐車場に溜まる。うちはあまり気にしないけど、そういうのが気になる方は注意が必要。
近くの道路の交通量
時間帯によって違ったりする場合もあるので、住んでみたいとわからないと思っておいた方がいい。
⭐️ 初めてオンライン内見した不動産屋さんの感想
「オンライン内見するのは初めてですが、やってみます!」と、今回快く対応くださったのは、センチュリー21いがらしハウジングさん。(2020年)
オンライン内見後、不動産屋さんから見た率直なご意見を伺いましたので、以下、ご紹介します。
今回実際に行ってみて、“これは便利だからこれから取り入れていきたい!”と、社内で意見が出ております。
今までは、遠方のお客様のお部屋探しは、ご親族や、お知り合いの方が代わりにご内見にお越しになったり、ご本人にお越し頂く場合は、日程調整中に物件が終了してしまったり、なかなか難しいところがございました。
また最近では、コロナの影響で人との接触を極力避ける傾向にございますので、オンライン内見は需要があるかと思います。
オンライン内見を検討する方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!