熊本地震で、遠くにいる私たちが今からでもできることは、いくつかあります。
| 選択肢になる支援 | 遠くにいる私たちの 思いや願い |
|---|---|
| 支援金 | 今支援が必要な人に、 必要な支援を届けたい |
| 義援金 | 被災した方へ お金を届けたい |
| 災害ボランティア | 現地で自分が 力になりたい |
| 被災地の商品購入 | 長く地域の復興を 応援したい |
| 動物支援団体への寄付 | ペットも 助けてあげてほしい |
地震から時間が経ってしまい、
「もう遅いかな…」
「今さら支援しても、意味がないかも…」
と思う人もいるかもしれません。
でも、今からでも遅くはないと思います。
被災地で必要とされる支援は、時間が経つにつれて変化するけれど、なくなるわけではない
と知ったからです。
下の表を見てください。
| 時間 | 中心となる支援 |
|---|---|
| 発災直後 | 【命を守る支援】 救助 医療 食料・水の確保 避難所の支援 |
| 復旧期 | 【生活を立て直す支援】 住まいの確保 生活用品の支援 心のケア |
| 復興期 | 【地域を再建する支援】 地域や事業者の再建 仕事や暮らしの再建 地域コミュニティの回復など、 より長期的な支援 |
実際には、表のように支援がきれいに切り替わるのではなく、発災直後から必要な支援が続く中、生活を立て直すための新たな支援も必要になっていくようです。
現地で活動を続けている団体の活動レポートや2026年8月4日に開催された緊急オンライン説明会のアーカイブ動画(現地で確認した被害状況や支援ニーズ・今後の支援方針について)を確認したところ、発災から1週間以上経った現在、すでに届いた支援もある一方で、今なお、さまざまな支援が必要な状況が続いていることがわかりました。
電気が復旧したというお話もありましたが、断水は続いていて、長期化しそうとのこと。
水が使えなければ、お風呂や洗濯だけでなく、家の掃除や片付けも思うように進められません。
外からは無事に建っているように見える家でも、中は家具や家財が倒れ、土やほこりに覆われて、とても暮らせる状態ではない場合があるようです。
電気が通っても、その家に戻れなければ、エアコンや扇風機、冷蔵庫も使えませんよね。
また、粉じんや避難生活の影響で喉の不調を訴える方が増え、食事も菓子パンなどに偏り、「おにぎりや温かいものを食べたい」という声があったそうです。
発災直後の支援が終わったのではなく、命や避難生活を支える支援と、暮らしを立て直すための支援が、同時に必要とされているのだと思いました。
私は
「今助けが必要な人に、今必要な支援を届けたい」
と思ったので、
支援金を選び、寄付しました。
この記事では、
・今助けが必要な人の役に立ちそうな支援金の寄付をわたしが選んだ理由
・支援金と義援金の違い
・それ以外にできる支援について
をご紹介していきます。
わたしが「被災した方々のために何かしたい」と思ってから、
悩み、調べて、考えたことを共有する感じで書いているので、
同じ思いの方の参考になるかと思います。
同じように迷っている人が、自分なりの答えを見つけ、一歩踏み出すための参考になれば、幸いです。
被災地の方々に、必要なものが早く届き、1日でも早く安心して過ごせる環境が整いますように。。
目次
支援金寄付をわたしが選んだ理由
今、役に立てそうだから
支援金は、被災地で活動する団体の活動資金になる寄付です。
現地に赴いている支援団体が、現地の人たちが今必要としているものを調べて届けるのに役立ちます。
わたしは現地で今、困っている人々の役に立ちたいと思ったので、支援金を選びました。
支援金はどう使われる?
どう使われるかは、団体によって異なるようですが、
- 必要な物資の購入
- 炊き出し
- 医療・看護
- 避難所の運営
- 子どもや高齢者への支援
- 復旧・復興活動
など、その時に必要なことに充てられるようです。
いくら寄付すればいい?【無理のない金額で大丈夫】
いくら位寄付すればいいものだろう。。
気になるところだと思います。
「寄付はしたいけれど、、あまりお金に余裕ないんだよな。。」
という人もいるかもしれません。
個人的には、
寄付の額よりも、
「自分が無理しない範囲で、現地の人たちを思い、行動をした」
ということ自体が、とても大切なことだと思います。
もっと寄付できる時が来たら、その時はもっと寄付すればいいと思います!
現地で活動する支援団体と【最低寄付額】(表)
下に、今回私が調べた、いくつかの支援団体の最低寄付額をまとめました。
【注意】
・最低寄付額は、支払い方法によっても異なる場合があります。詳しくは各寄付ページで確認をお願いします。
・熊本地震の被災地で活動している団体は、この記事で紹介した団体以外にもあると思います。ここでは、活動状況と寄付方法を確認しやすかった団体を掲載しています。
・寄付額は、2026年7月31日時点で各団体の公式ページおよび寄付フォームを確認した内容です。
| 団体名 | 最低寄付額 | どんな団体? | 熊本での活動が わかるページ (活動レポート) | 熊本地震 支援金 募集ページ |
| 空飛ぶ捜索医療団 “ARROWS”/ ピースウィンズ・ ジャパン | 100円~ (ARROWSショップ)★ 1000円〜 (支援金募集ページ) | 医療を軸に、 発災直後から 救助・救命、 物資・避難所支援 などを行う 災害支援団体 団体について詳しく見てみる | 令和8年熊本地震 緊急支援(2026年7月〜)活動レポート動画あり | ARROWSショップ ARROWSの支援金募集ページへ |
| ジャパンハート | 1,000円~ | 医療が届きにくい 国内外の地域や 被災地で活動する 国際医療NGO 団体について詳しく見てみる | 【緊急支援】令和8年熊本地震 寄付・募金受付中(下の方に活動レポートあり) | ジャパンハートの支援金募集ページへ |
| 一般社団法人 熊本支援チーム | 100円~ | 熊本を拠点に、 民間のつながりを 生かして 各地の被災地を 支援する団体 団体について詳しく見てみる | 令和8年熊本地震対応について(活動内容や支援方法の案内あり) | 熊本支援チームの支援金募集ページへ |
| ピースボート 災害支援センター (PBV) | 1,000円~ | 国内外の 被災地支援と、 災害ボランティアの 育成・防災活動に 取り組む団体 団体について詳しく見てみる | 2026年熊本地震 緊急支援募金(活動動画あり) | PBVの支援金募集ページへ |
| ジャパン・ プラットフォーム (JPF)** | 1,000円~ | 個人・企業・ NGO・政府を つなぎ、 加盟NGOによる 人道支援を 資金・調整面から 支える団体 団体について詳しく見てみる | 令和8年熊本地震被災者支援(寄付受付中)動画レポートあり・ペット支援の情報も | JPFの支援金募集ページへ |
**ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、ほかの4団体とは役割が少し異なります。
政府・企業・NGOなどをつなぎ、現地のニーズに応じて、加盟NGOの活動を資金面・調整面から支える団体です。
どの活動団体に寄付するか一つに決められない人や、現地の状況に応じて必要な団体へ支援を届けてほしい人には、JPFへの寄付も選択肢になりそうなので、表に加えました。
わたしが寄付した先【空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”】
わたしが寄付したのは、
認定NPO法人・特定非営利活動法人
ピースウィンズ・ジャパン
空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”
さんです。
彼らが地震発生当日にはすぐ現地入りしていることを知り、この人たちに託そうと思い、こちらに寄付しました。
早々にあがっていた、彼らの活動がわかる、以下の2つの動画を見て、決めました。
すぐに現地入りした団体は他にもありますが、たまたま情報に辿り着いて、「ここが良さそう」と思えた時点でここに寄付しようと決めました。
支援は早い方がいいと思ったからです。
多分、どの団体でも、何かしらの支援につながるのだと思います。
迷って何もしないより、
ここがいいかなと少しでも思ったところがあれば、
そこに寄付すれば、少しだとしても、役に立つはず。
ピースウィンズ・ジャパン・空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”さんの活動レポートのページには、上の2つの動画以外にも、レポート動画など追加されています。ぜひ見てみてください。
【余談】Yahoo!ネット募金は1円からだけど団体に届くのは翌月末
Yahoo!ネット募金では、1円からでも寄付できますがーー
集まった寄付金は、
翌月末になってから団体へ振り込まれる仕組み
です。
なので、わたしのように、
「今困っている人に、今必要な支援を届けられる寄付がしたい」
と思う人は、支援団体の公式サイトから直接寄付する方が、合っていると思います。
義援金と支援金の違い
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義援金は、生活再建のために被災した方へ直接配られるお金です。
ただし、
被害状況を確認し、
配分基準を決め、
対象となる方を確定
してから届けるため、
人々の手に届くまでに時間がかかることがあるそうです。
なので、まとめるとーー
・今困っている人に今必要な助けを届けたいなら支援金
・生活再建のお金を被災者の方に届けたいなら義援金
というのが、支援金との大きな違いといえそうです。
物資の寄付はダメ?【ダメじゃないけど方法は選ぼう】
物資も間違いなく必要ですが、
方法はよく考えて選んだ方がよさそうです。
というのも、
現地で何が必要とされるかはその時その時で変わるし、
個人個人が色々送ってしまうと、
助けに人手が必要な被災地で、
物資の仕分けや保管にも人手が必要になってしまう
ということだからです。
助けたいと思っているのに、現地の負担になってしまっては悲しいですよね。
「自分が送りたいもの」
ではなく、
「相手が今必要としているもの」
を届けたいですよね。
熊本支援チームさんが、現在募集している物資を確認できる『Amazonほしい物リスト』を用意されています。
熊本支援チームさんが現在募集している物資を確認する方法
下の画像を見てください。
熊本支援チームさんが作ってくれている、Amazonほしい物リストの画面です。
よく見ると、普通のほしい物リストとは違うことがわかります。
下の画像のような表示は、アマゾンにログインすると現れます。
ログインしない状態では表示されませんでした。


【ふつうのアマゾンほしい物リストとの違い】
・リストを必要度合いによって並び替えて表示させることが可能
・商品の、今『希望(必要な数)』・『所有(確保した数)』・『優先度』がわかる
・購入した商品は、熊本の、熊本支援チームが指定した場所へ配送される
わたしは優先度が高くて、わたしにも購入できる金額の商品を1つ、寄付させていただきました(アマゾンのギフトカードも使えました)。2026年8月4日に注文しましたが、お届けは2026年8月15日となっていました。。
つまりーー
現地で活動している支援団体が作っているほしい物リストに掲載されている商品でも、すぐに届くとは限らないことがわかりました。
物資で支援したい場合の注意点
- 団体や自治体の募集を確認せず、個人の判断で物資を送る → 避けた方がよい
- 団体のほしい物リストから送る → 選択肢になる
- ただし更新状況・必要数・配送予定日は確認する
- 変化するニーズへ柔軟に対応してほしいなら支援金が合いやすい
支援団体への支援金が物資につながることもある
直接物資を送らなくても、
発災直後は支援団体などへ送られた支援金で、
現地で本当に必要なものを
必要な数だけ
必要な場所へ
支援団体の方々が届けてくれることもあります。
遠くにいると、こんなものが必要だろうと、想像しかできませんがーー
実際に現地で活動している方々は、
現地で何が必要とされているか、把握されているので、
物資そのものを送るのではなく、支援金という形で支える
という方法もあります。
ボランティアなど他にできることは?
あります。
例えば、
- 災害ボランティア
- 被災地の商品を購入する
- ふるさと納税
などです。
それぞれの支援を通じて
・できること
・誰、何を支えられるか?
・どう役立つのか?
・いつ役立ちやすいか?
・注意点
を下の表にまとめました。
| できること | 誰・何を 支える? | どう役立つ? | いつ 役立ちやすい? | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 災害ボランティア | 現地で 不足している 人手 | 片付けや泥出し、 物資の仕分けなど、 現地で必要な作業 を手伝う | 受け入れ開始後 | ・募集地域 ・活動内容 ・参加条件 を確認してから申し込む |
| 被災地の商品を 購入する | 地域のお店 生産者 事業者 | 売上を通して、 地域の仕事や 経済を支える | 主に 復旧・復興期 | 発災直後は 営業や物流が止まり、 購入・発送が 難しい場合がある |
| 災害支援の ふるさと納税 | 被災した 自治体 | 復旧・復興に使う財源 を自治体へ 届ける | 発災直後から 利用できる場合が ある | 寄付の受付や 事務処理 を経るため、 今すぐ 現地の支援活動に 使ってほしい人には、 支援金の方が 目的に合いやすい |
わたしは「今困っている人に、今必要な助けを届けたい」と思ったので、
現地で活動する団体への支援金を選びました。
時間が経ってから寄付する時に確認したいこと
もし時間がだいぶ経ってから寄付をする時は、
寄付する前に、
以下のことを確認すると、現地でその時に必要な支援を届けられるでしょう。
・その団体が現在も活動を続けているか
・寄付金を何に使う予定か
「もう遅いかも」と思って何もしないより、
今必要とされている支援を確認し、
自分が納得できる形で届ける方がいい、
と私は思います。
終わりに【わたしは以前は行動できませんでした】
熊本地震で何かしたい。
熊本にいない自分にも、できることはあるのだろうか。
被災地の人たちに、今必要なものは何だろう。
お金を寄付することは、本当に役に立つのだろうか。
私も、最初は迷いました。
でも、結局決められないまま何もできないと、
力になれなかったという申し訳なさ
行動できなかったというやるせなさ
何もできない自分への歯がゆさ
そんな気持ちが残ります。
何をすればいいのかわからず、動けないのは苦しい。
私はそんな思いを、これまで何度も繰り返してきました。
でも最近は、
「自分は何をしたいと願っているのか」
をはっきりさせ、引っかかっていることを一つずつ調べていくことで、納得して決め、行動できるようになりました。
今回も、
「今困っている人に、今必要な支援を届けたい」
という自分の願いを大切にして、支援金の寄付を選びました。
今は迷ってしまう人も、今はそれでいいのかもしれません。
自分に余裕がない時に、誰かのために行動することは難しいと思うから。
まずは自分自身の生活や心を整えることも、大切なことだと思います。
支援の方法は一つではありません。
いつか「今ならできる」と思えた時に、その気持ちを行動に移せる日がきっとくる。
私はそう信じています。
